「カレーに合う米」と聞いてどのようなお米を思い浮かべるでしょうか?「ベタベタしていない」「ネバつかない」などイメージはあれど、具体的にどの銘柄を選べば良いのかわかりにくいですよね。今回は、カレーに合う米とはどのようなものか、特徴や選び方のポイント、炊き上げ方のコツにいたるまで一挙ご紹介します。おすすめ商品もぜひ参考にしてくださいね。
目次
「カレーに合う米」とは?お米の特徴を解説
もちもちせずサラッとしたお米が合う
「カレーに合う米」とは、ずばり「粘り気の少ないサラッとした食感のお米」です。
白米を食べる場合には、「もちもち感」のある銘柄の方が一般的に魅了的だとされています。
しかし、カレーにもちもちした粘り気のあるお米を使うと、食感がベトベトになってしまい「クドい」おいしくないカレーができあがります。
「なんとなくカレーがおいしくない」という人のなかには、これが原因のケースもありがちですよ。
お米のもちもち感は「アミロース」と呼ばれる成分の含有量から推測できます。アミロースが多い銘柄ほど、粘り気が少なく冷めたらパサパサになる「カレーに合う米」ですので、ぜひ探してみてください。
「ジャポニカ米」と「インディカ米」とは
カレー用のお米を語るうえでは、「ジャポニカ米」と「インディカ米」についての話もかかせません。
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、それぞれ簡単にご紹介しますよ。
ジャポニカ米
「ジャポニカ米」は短粒米とも呼ばれるお米です。ジャポニカ(日本の)という言葉が示すように、日本で当たり前に栽培・販売されている銘柄は、大抵こちらのジャポニカ米に分類されます。
米粒内の水分量が多く、粘り気の強いしっとりとした味わいなのが特徴です。
そのままご飯として食べるのであれば風味豊かでおいしいものですが、カレーにはあまり向いていません。
インディカ米
一方の「インディカ米(長粒米)」は、中東やインドネシアなど気温の高い地域を原産とするお米です。
ジャポニカ米と比較して水分量が少なくパサパサしており、粘り気の弱い風味が特徴的です。独特の香りもあり、ご飯として食べるにはあまり適していません。
しかし、パサパサした食感からカレー・ピラフ・タイ料理のようなお米を使った料理で大活躍します。カレーにはジャポニカ米よりインディカ米の方がおすすめですよ。
ただし、日本でインディカ米を手に入れるには、基本的に海外で栽培されたお米を輸入する形になります。そのため、どうしても信頼性という意味ではやはり国産に一歩劣りますよね。
「安心を重視して、ジャポニカ米のなかでパサパサしたものを探す」あるいは「本場の味を目指して、インディカ米を手に入れる」など、好みに合わせて選択しましょう。
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カレーに合うと評判の銘柄を
お米のなかには、カレーに合うことで有名な銘柄もあります。
たとえば、「あきたこまち」「はえぬき」「つや姫」などは、サラッとした食感がカレーにピッタリだと評判です。
このような銘柄を積極的に選ぶのも良いでしょう。
玄米や雑穀米もピッタリ
カレーの香りは、土・ヌカ臭さを覆い隠してくれますので「玄米」や「雑穀米」との相性も抜群です。
普段は独特な風味が苦手な人でも、カレーであればおいしく食べられますよ。
また、プチプチした食感も、カレーの味わいを深めてくれるためピッタリです。ぜひ一度お試しください。
玄米おすすめ商品ランキングTOP10!初心者向け品種・無農薬玄米や人気のブランド銘柄をチェックカレー専用米も存在する
実は、「カレー専用」を売り文句にした銘柄も売られています。
「プリンセスかおり(鳥取県)」「華麗舞(新潟県)」が代表的で、これらはジャポニカ米とインディカ米の中間を目指したお米で、カレーのおいしさを向上させることに特化しています。
普段使いには向いていませんが、「最高においしいカレー」を目指す人にはとてもおすすめですよ。
カレーに合う米おすすめランキングTOP10!口コミもチェック
第10位【神明】秋田県産 白米 あきたこまち
カレーに合うと評判の銘柄、秋田県産の「あきたこまち」です。「コシヒカリ」などの有名なお米と比較すると粘り気が少なく、食感がサラッとしていてカレーと合います。
少なめとはいえ、ご飯として食べてもおいしいだけの粘り気はありますので「カレーにも普段の食事にも使える銘柄」を探している人におすすめします。
【令和6年新米】あきたこまちおすすめランキングTOP10!秋田県育ちのお米について味の特徴・新米の出荷時期を徹底解説いつも別のネット通販のお米屋さんから購入しています。中高生の息子三人、お弁当も主人含めて三人分。よく食べるので、予想外にお米の減りが早いけど、いつものショップは翌日届かないし買い物明日行けるか!?ピーンチ!という時に、翌日届くAmazonのお米はとても助かります。あきたこまちなので味も間違いないしお値段もいい感じです。
・引用:ポリン@息子三人さん/Amazon
第9位【いちかわライスビジネス】岩手県矢巾町産 川村卓也さんのお米 ひとめぼれ 特別栽培米 白米
岩手県産の「ひとめぼれ」もまた、カレーに合う米として知られています。こちらのひとめぼれは生産者の名前や顔が明記されている商品で、安心できますね。
特別栽培米なため、農薬・化学肥料の消費を抑え、健康に配慮されているのも嬉しいポイントです。
【令和6年新米】ひとめぼれ人気おすすめランキングTOP10!特Aランクの美味しいお米&名前の由来・特徴もご紹介つやと甘みがあり、程よい食感でとても美味しいです。
プライム対応で早く届くのも助かります。
amazonで良いお米に出会えて嬉しいです。また次回も購入したいと思います。
・引用:アマゾナイトさん/Amazon
第8位【神戸アールティー】インド産 バスマティライス 1kg コヒノール
インドで生産されたインディカ米「バスマティライス」です。亜熱帯で育ったお米は、粘り気が少なく独特な香りを備えています。
1kgで1500円程度と海外から輸入しているにも関わらず安価で、インディカ米デビューに最適ですよ。
カレー屋さんで食べてから自宅でも食べたくて購入しました。
ジャスミン米と違って香りが強くなく、そのままでも美味しいです。
ターメリックライスやピラフにしても美味しかったです。
炊き上がった後にチャーハンにしようと炒めようとすると長細い米が折れてしまうので注意が必要です。
・引用:Imai hiroyukiさん/Amazon
第7位【阿部ベイコク】山形県産 つや姫 玄米 特別栽培米
山形県産「つや姫」を玄米のまま発送してくれます。上述のとおり、玄米はカレーとの相性抜群で、玄米の風味が苦手な人でもおいしく召し上がれますよ。
こちらも特別栽培米で、健康にも十分に気が配られた商品です。
【令和6年新米】つや姫おすすめランキングTOP10!味の良さが特徴で山形・宮城が名産地って本当?色々なつや姫を食べましたが、こちらのつや姫が一番美味しい!リピ決まりです!
・引用:Amazon カスタマーさん/Amazon
第6位【稲田米殻店】北海道産 きらら397 白米
きらら397は北海道で生まれた銘柄です。汁気の多い料理と組み合わせてもふやけにくいのが特徴で、大手牛丼チェーンである「吉野家」や「松屋」で採用されています。
カレーと組み合わせたときも、必要以上に水分を吸収することなくベチャベチャになりません。カレー以外の各種米料理にも役立つ、使い勝手の良いお米ですよ。
吉野家の粘りの少ない米が好きで調べたところ、きらら397でした。
カレーや丼ものが好きな方には最適な銘柄だと思います。
・引用:alohamoonさん/Amazon
第5位【斎藤農場】「つや姫」特別栽培 白米
つや姫発祥の地である「鶴岡市藤島」で栽培された商品です。一粒一粒が大きいのが特徴で、カレーに対しても力負けしません。
注文後の精米・産地直送・特別栽培米認証など一通りのポイントを押さえている、心配りの行き届いた一品です。
「つや姫」ははじめてです。
こんなに綺麗な生米は正直なところはじめてです。
最初、ちょっと意地悪していつもより水を2割増やして炊いたのですが、其の炊き上がりがつやつやしっとりで最高でした。
どんな水加減にも対応でき、堅くも柔らかくも炊ける、「炊きむら」のない美味しい米。
さすが「庄内の水田を守る会」です。
・引用:竹内さん/Amazon
第4位【ハーベストシーズン】 山形県産 無洗米 はえぬき
「つや姫」と同じ山形県のお米「はえぬき」です。しっかりとした歯ごたえがありながらも粘りと甘みはあっさりとしていて、カレーに良く合います。
また、こちらの商品は無洗米で、米炊きの手間がかかりません。無洗米は米ヌカの臭いが気になるという人も、カレーの臭いに打ち消されるためおいしく召し上がれますよ。
【令和6年新米】はえぬきの特徴とおすすめランキングTOP10!山形のブランド米はふるさと納税でも人気バランスがよくとてもおいしい、きれいなお米です。
あきたこまちより私たち家族は好きで、炊き立てだけでなく、1,2日ジャーの中に置いていても
味がほとんど変わらない。
素晴らしいです
・引用:たろさん/Amazon
第3位【弁次郎商店】インド産 バスマティ ライス インディカ米 弁印 2kg + バスマティ籾玄米3P
8位と同じインド産の「バスティマスライス」です。現地の高級レストランで使われているお米で、本場のインディカ米を味わいたい人はこちらの商品を選ぶと間違いないでしょう。
また「籾玄米(もみげんまい)」がオマケで付属しており、「この籾がこのお米になるのか」と眺めてみるのも楽しいですよ。
インドカレーを良く自分で作ります。
バスマティライスもインド食材店などで
色々な種類を試してみていますが
このバスマティライスが香り、食感ともに
良いと思います。
他のと比べると少しお高めだとは思いますが
間違いないです。
・引用:中田 美幸さん/Amazon
第2位【金子商店】長粒米 佐賀産 ホシユタカ
こちらの「ホシユタカ」は、なんと日本で栽培されているインディカ米(長粒米)です。
金子真人(五つ星お米マイスター)と「佐賀米プロジェクト」が協力し、2年の歳月を費やして生み出しました。
日本古来のジャポニカ米と海外のインディカ米をかけ合わせた結果、サラッとしながらも芯はしっかりと残る、日本人好みインディカ米が誕生しています。
「インディカ米を食べてみたいけど、国産以外のお米は少し不安」という人に最適ですね。
パエリアとチャーハンに使ってみました。インディカ米とジャポニカ米との掛け合わせということで適度な硬さとパラパラ感が良かったです。インディカ米を使ってみたいという方はこちらから試してみることをお勧めします。
・引用:Kassyさん/Amazon
第1位【米問屋蔵之助】カレー専用米 華麗舞 白米 ピラフ・パエリアにも
「カレーのために生まれたお米」をキャッチコピーとする新潟県産「華麗舞」です。
大げさにも聞こえるキャッチコピーですが、その名に恥じず、粘つかない華麗舞はカレーのベタベタ感を軽減し、軽やかな味わいを実現してくれます。
「米・食味分析鑑定コンクール国際大会(第11回)」の「カレーに合うお米部門」で、特別優秀賞を受賞するなど、名実ともに「カレーに合う米」の立場が確立された一品です。
カレー用のお米で悩んでいるのであれば、まずはこちらの商品を検討してみましょう。
タイ米みたいな感じかなあと、興味本位で購入しましたが、日本のお米そのものでした。
炊き上がりがおもったよりもふっくら炊き上がるのに、味はさわやかで、カレーにたいへん合いました。驚きました。リピート買いです。
・引用:ちゃんかな55さん/楽天市場
カレーに合う米の炊き方!2つのコツとは?
せっかくカレーに合う米を購入しても、炊き方を間違えてしまえばすべて台無しです。
カレーのご飯として、おいしく味わうためのポイントを2つご紹介します。
水分量を抑えるように意識する
お米のもちもち感や粘り気を抑えるために、炊き上げ時の水分量を減らしましょう。普段よりも1割ほど水分を減らしてあげると完璧です。
そのほか、お米を水につける時間を短めにするのも大切です。最大でも30分程度で切り上げるようにしましょう。
インディカ米は逆に水分を増やす
上記はジャポニカ米の話で、水分含有量の低いインディカ米であれば、逆に水を増やしてあげなければなりません。通常の1.3倍程度になるよう意識しましょう。
また、インディカ米はあまり強く米研ぎすると、粒が割れたり風味が飛んだりしやすくなるため、あまり研がない方が良いですよ。
軽く炒めるのも効果的
炊き上がったお米の粘り気が強いと感じた場合、フライパンで軽く炒めるのもおすすめです。
より水分を飛ばしてパサパサさせることで、カレーにフィットするようになります。
好みに合わせて、香ばしさを感じるまで炒めるのも良いですね。
食感にこだわりカレーに最適なお米を見つけよう
もちもち感の少ない、サラッとした味わいのお米こそがカレーには最適です。
カレーに合うと評判の銘柄を選ぶのも良いですが、よりこだわるのであればインディカ米やカレー専用米を購入する手もあります。
色々と食べ比べてみて、自分にとって最高の「カレーに合う米」を探し出しましょう。