お米を研ぐ必要がない無洗米は、忙しい家庭にぴったりなお米です。しかし、白米と比べて美味しくないなどの声もあり、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、美味しい無洗米の選び方と人気商品をご紹介します。
「無洗米」とは?お米の特徴を解説
無洗米はスーパーでも多くの商品が販売されていますが、白米との違いや無洗米ならではの特徴など分からないことが多いですよね。
購入時に失敗しないためにも、これからご紹介する特徴をしっかりと確認しておきましょう。
無洗米と普通精米の違いとは
普通精米とは、玄米の表面についている糠(ぬか)を取り除いて白米にすることを指します。
一般的な白米は炊飯時に水で研ぐ必要がありますよね。これは、普通精米で取り切れない肌糠(はだぬか)と呼ばれる層を洗い流すためです。
肌糠が残った状態だと独特な糠臭さが残り、炊きあがりもパサパサで美味しさが低減してしまいます。
一方で、無洗米は特殊な精米装置により、精米の時点で肌糠を除去しているのが特徴です。肌糠がないので炊飯時にお米を研がなくても、食感の悪さや糠臭さが残る心配がありません。
つまり、無洗米と白米の違いは肌糠の有無で決まります。お米の糠臭さが気になる方や、ふっくらとした美味しいご飯を味わいたい方には、あらかじめ肌糠が取り除かれている無洗米がおすすめですよ。
洗米による栄養価の流失が低減できる
無洗米には栄養が少ないというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
ところが、お米の主成分であるタンパク質や炭水化物などの栄養価は、精白米と比べてまったく変わりはありません。
しかも、洗米する必要がないので、水と一緒に流れてしまうビタミンB1やナイアシンなどの水溶性の栄養素も残さず吸収できるのが無洗米のメリットです。
精白米と比べて栄養は変わらないうえに、水溶性ビタミンを逃がさず摂れる無洗米は、栄養価にこだわる方にもぴったりですよ。育ち盛りのお子さんがいる家庭や、健康志向の方にもおすすめです。
家事の負担軽減・節水に繋がる
無洗米はお米を研ぐ作業を省略し、家事の負担軽減につながるのもメリットのひとつです。水を入れるだけですぐに炊けるので、手荒れが気になる方や、ネイルを守りたい方にもおすすめします。
また、白米3カップを洗うのに約4.5リットルの水を使うとされていますが、無洗米に変えると1年間で2リットルのペットボトル828本分の水を節約できます。(全国無洗米協会調べ)
時間だけではなく光熱費も節約したい方は要チェックですよ。
無洗米の選び方!4つのポイント
一口に無洗米と言っても、様々な銘柄があるのでどれを選べば良いのか分かりにくいですよね。
購入の前に選び方のポイントを押さえて、本当に美味しい商品を探してみましょう。
産地と銘柄で選ぶ
初めて無洗米に挑戦する方は、普段愛用しているお米と同じ産地・銘柄を選ぶのがベターです。銘柄と産地が同じなら、たとえ無洗米でも食感や味わいも大差はありません。違和感少なく取り入れることができるでしょう。
より味にこだわりたい方は、日本穀物検定協会が実施している米の食味ランキングを参考にして、最高ランクである特A評価を受けた地域のお米をチョイスするのもひとつの手段です。
特A評価を受けたブランド米は、ワンランク上の美味しさを実現しますよ。ぜひチェックしてみてください。
内容量で選ぶ
お米には賞味期限がありませんが、実は開封すると徐々に酸化していき、鮮度と味わいが落ちてしまうのです。そのため、お米の容量を選ぶ際は家族の人数や食べる量で選ぶ必要があります。
お米の鮮度を保つためにも、家庭でのお米消費量を踏まえたうえで食べきれる量のお米を購入するのがベストです。
単一原料米を選ぶ
パッケージ内の米粒がどれも同じ産地や品種であることや、同じ年に収穫されたお米が入っている商品のことを「単一原料米」と呼びます。
ブランドや産地、年が統一されていると、それぞれのブランドや産地特有の美味しさをしっかり実感することができますよ。
反対に、複数のブランドや産地、栽培年のお米が入っている商品をブレンド米と呼びます。比較的リーズナブルな価格で手に入るので、コスパを重視して無洗米を選びたい方にぴったりですよ。
栄養価の高い玄米もおすすめ
栄養満点な無洗米を探している方には、白米よりもミネラル・ビタミン・食物繊維が豊富で、栄養価が高い玄米の無洗タイプがおすすめです。
お米を研がない無洗玄米なら、栄養素が外に流れてしまう心配もなく、玄米の持つ栄養分をそのまま摂ることができます。
さらに、玄米は噛み応えがあり腹持ちが良くなるので、ダイエット中の食事にも最適です。ヘルシー志向の方は要チェックですよ。
無洗米おすすめランキングTOP10!口コミもチェック
ここからは、美味しい無洗米を厳選してご紹介します。
第10位【アグリカンパニーこしじ】越の金翔 新之助 無洗米
新之助は「コシヒカリとはひと味違った美味しさを持つお米を提供したい」というコンセプトのもと開発された新潟県のブランド米です。
コシヒカリと比べて粒が大きく、コクと甘みが強いのが特徴で、口に入れるとふんわりと芳醇な香りが広がります。
『アグリカンパニーこしじ』では、安全なお米であることを確認する検査を受けているので、安全性が高いのも特徴です。口に入れるものだからこそ、安心できるものを選びたいという方におすすめします。
固めでさっぱりしたご飯が食べたくなったので、ネットで調べてこの新之助というお米にたどり着きました。食感は一粒一粒がしっかりしていながらも、甘みがありかつ粘りもある美味しいお米でした。
・引用:イワシのバカさん/Amazon
第9位【ハナノキ】山形県産 つや姫
つや姫は山形県が10年の歳月を費やして開発したブランド米です。食味官能試験ではコシヒカリを上回る評価を得ており、美味しさと炊きあがりの美しさが人気を集めています。
『ハナノキ』では無洗米の食味にこだわり、加水精米仕上げ方式を採用しているのが特徴です。お米が水分を吸い込む前に表面の糠層のみを除去する方法で、お米のうまみ層をしっかりと残すことに成功しました。
山形県産の単一原料米なので、つや姫の美味しさを実感したい方にぴったりですよ。味を重視する方はぜひチェックしてください。
新潟産こしひかり、秋田産あきたこまちと比べてみましたがつや姫はほんと比べ物にならないくらい美味しいです。このお米で落ち着きそう。一粒一粒につやがあり炊きたてはほんと美味しいです。
・引用:松ジュンさん/Amazon
第8位【叶米】北海道産 無洗米 ななつぼし
ツヤ・粘り・甘みのバランスが良く、日本穀物検定協会が実施している米の食味ランキングでも評価が高い北海道産「ななつぼし」の無洗米です。
ななつぼしは冷めても美味しいのが魅力で、お弁当やおにぎりにも最適ですよ。お米を研ぐ必要がない無洗米ですので、忙しい朝にも重宝するでしょう。
毎日飽きのこない、ご飯としてリピ買いしてます。家族の食事時間がバラバラな我が家には、冷めても美味しいので、とても助かっています。
・引用:ひとさじさん/Amazon
第7位【神明】秋田県産 あきたこまち
東北を代表する人気ブランド米のひとつ、あきたこまちの無洗米です。モチモチの食感と粘り強さが特徴で、あっさりとした味わいなので和食に良く合います。
容量は食べきりやすい2kgなので、あきたこまちを初めて食べる方や、一人暮らしの家庭にもぴったりですよ。
無洗米初体験!
【良い点】
・2000円以下で買えてしまうコスパ。
・研がなくて良い簡単さ。
・味等の品質も遜色無いうまさ。
・引用:malomanaさん/Amazon
第6位【全農パールライス】会津産 無洗米 コシヒカリ
米の食味ランキングで特A評価を何度も受賞している、福島県の会津産コシヒカリです。
越後の山々や只見川、阿賀野川の豊富な水の恵みを受けて育ったお米で、甘みと旨味の強さが評価されています。
味だけではなくコスパにも優れているので、お米の消費量が多い家庭にもおすすめです。
無洗米なのでお手軽です。コシヒカリらしく、ほどよくもちもちしていて、ほどよく香りが立っていて、普段のご飯に最高です。以前はゆめぴりか等のもっちりしていて香りが強いお米を使っていました。たまに食べると美味しいのですが、いつものご飯にはこのお米に戻ってきました。
・引用:Amazon Customerさん/Amazon
第5位【東洋ライス】金芽米(無洗米)
玄米の表面から少しずつ糠を取り除く独自の精米技術により、栄養成分と旨味成分が多い亜糊粉層(あこふんそう)を残しつつ、白米のような美味しさを実現した無洗米です。
水分をたくさん吸収するのも特徴のひとつで、ご飯一粒一粒がふっくらと膨らむので満足感が高く、普段と同じ量のご飯でもカロリーが約17%カットできます。健康志向の方におすすめですよ。
玄米と同じ栄養効果があると聞いて食べてみましたが、玄米独特のクセはなく、お米の粒がハッキリした白米みたいで美味しく頂けました。無洗米なので楽に炊飯できましたし、普通のお米よりも味の劣化も遅かったように感じました。これなら続けて食べて健康管理に役立てたいので、無くなったら再注文します。
・引用:広島太郎さん/Amazon
第4位【全農パールライス】福島県産 無洗米 天のつぶ
天のつぶは、福島県が15年かけて開発した完全オリジナル品種です。世界初の米の全量全袋検査を行ったことでも有名で、安全への取り組みが評価されています。
一粒一粒に弾力があり、噛むごとに甘みと旨味が口いっぱいに広がるのが魅力です。硬めなお米がお好みの方におすすめで、あっさりとしているのでどんな料理にも合わせやすいですよ。
食べ応えのあるしっかりとした食感で、どちらかといえばかためがお好きな方にオススメです。粒が揃っていて炊きあがりが美しい。もちろんお味も美味しかったです。また頼みます。
・引用:iMaさん/Amazon
第3位【水菜土農園】無洗米 秋田県産 あきたこまち 古代米お試し袋付き
秋田県井川町にある『水菜土農園』が提供するあきたこまちは、お米を一粒ずつ丁寧にブラッシングする乾式研米方式で肌糠を取り除いているのが特徴です。
精米工程で水を使わないので雑菌の繁殖や酸化が少なく、お米本来の美味しさが長持ちします。
農薬や化学肥料を極力使わない栽培方法で、安全性が高いのも嬉しいですね。おまけで古代米も付いてくるので、古代米をお得に試してみたい方にもおすすめです。
今まで食べていたお米とは全然違います。炊きあがりの色ツヤ、そして甘い香り。たまらずお茶碗によそって食べました。甘くて本当に美味しいです!今まで食べていたのはなんだったんだろうか・・・と、今までのお米と比較すると全然違います。無洗米なので、水加減は普通の量より多めにして40分ほど浸水させてから炊飯しましたが、ちょうど良かったです。
・引用:ちょろぎさん/Amazon
第2位【清流米】宮城県産 ひとめぼれ 精米 [無洗米]
米の食味ランキングにて、特A評価を受けた宮城県登米地域で育ったお米です。
水・土・農法にこだわり、美味しさを求めた極上の一等米で、心地良い粘りとほのかな甘さを楽しめます。炊きたてはもちろんのこと、冷めても美味しいのが嬉しいですね。
米食味鑑定士が厳選したお米のみを出荷しているので、いつ買っても美味しさにバラつきが少ないのも魅力です。リピーターにも高く評価されるお米をぜひチェックしてみてくださいね。
炊き上がりの艶がいい。冷めても美味しい。
・引用:Amazon カスタマーさん/Amazon
第1位【野沢農産】新潟県 魚沼 こしひかり
雪解け水が運んだミネラルをたっぷり含んだ日本トップクラスの土壌で、丁寧に育てられた魚沼産コシヒカリです。
特殊な加工や薬品は一切使用せず、研磨後に残る糠を極限まで吸い上げる精米方式を採用しているので、嫌な糠臭さを感じる心配も少ないでしょう。
特A評価を受けた地域で育てられており、無洗米は美味しくないというイメージを大きく覆す美味しい商品です。普段から無洗米を愛用している方も、無洗米を食べたことがない方も、ぜひお試しください。
最高です。品質はお値段以上でした。生産者の説明チラシも同封されており、安心・安全。
なんといっても、味が最高!新米なので水分調整は必要ですが、こんな美味しいお米は久しぶりに食べました。生産者直送だとこれだけ違うものかと、正直驚きました。
・引用:購入者さん/Amazon
便利で美味しい無洗米を食卓に取り入れてみよう
お米を研がずにサッと炊ける無洗米は、毎日忙しく過ごす方の強い味方です。ぜひ普段の生活に取り入れて、効率良く美味しいご飯を味わいましょう。
商品選びの際は、本記事でご紹介した選び方のポイントを押さえて、自分好みの商品を見つけてみてください。栄養満点で使いやすい無洗米で、日々の食事を楽しんでくださいね。